箱根で見つけたもの
先週、親友と二人で箱根の温泉に行って来ました。
彼女とは小学校からの長い付き合い。久しぶりに、のんびりしてきました。
途中で「箱根マイセンアンティーク美術館」に寄り、精巧な絵付けの置物や美しい食器を見ることが出来ました。
気になった作品は《スノーボール》という置物(壺?)です。全体が細かい白いボール状の花で覆われていて、その上にインコがとまっています。装飾過剰でやや不気味にも見えました。
その花が何の花だか分からなかったので、係の方に尋ねてみると「ガマズミやオオデマリの仲間で、スノーボールと言います」とのことでした。
確かに花はガマズミやオオデマリに似ていますが、葉は葡萄の葉のようでそれらとは違います。調べてみると、ガマズミ属の「ヨウシュカンボク」、「テマリカンボク」、「セイヨウテマリカンボク」のいずれかのようです。
「ヨウシュカンボク」
「スノーボール=セイヨウテマリカンボク(西洋手毬肝木)」
画像は草木図譜さんより
美術館に行った日は少し雨が降っていて、紅葉した落ち葉がきれいに見えていました。それで何気なく落ち葉の土手を眺めていたら、変な実のようなものがあったので拾って来ました。
足があって真ん中がフニャッと丸く、タコみたいな変テコな物です。何の実?と思って調べてみたら、実ではなくて「ツチグリ」というキノコでした。どおりで拾った(いや、生えていたんですね。)時、上を見てもそれらしい樹が無かった訳です。
ツチグリは乾燥すると丸まって、雨が降って濡れると開いて、丸い部分の上にある小さな穴から胞子を出すそうです。
家で試しに乾かしてみたら丸くなりました。今度は上から水をかけるとしばらくしてちゃんと開いて来ました。
なかなか健気で不思議な生き物です。
“箱根で見つけたもの” に対して4件のコメントがあります。
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>ワインさん
スノーボールとアジサイ、オオデマリ似てますよね。調べていたら何とかカンボクというのもいくつか出てきて…植物を同定するのって難しいですよね。私は知らないことばかりで。
ツチグリもびっくりなシロモノでした。外側は中華のハッカクみたいで真ん中だけフニャっとしてます。
スノーボール、かわいいですよね❤長女が3歳くらいの頃、スノーボールの木の前で写真を撮ったのを覚えています。白いアジサイだと思っていました(笑)
ツチグリ、乾くと丸まって湿気を感じると開くってところがキノコですね。黒い色をしていて、写真を見る限りどうみても木の実にみえてしまいます・・でも柔らかいんですね?
こちらこそどうもありがとうございました。
ツリーの飾りにしたら乾燥して丸まっちゃいますね。
その節はどうもどうも~。
ぎょぎょっとしました!
キノコ?
キノコだったんですかあ?
クリスマスツリーの飾りになりそうな、銀色の模様が入った木の実に見えました!
いやあ、不思議です~。
スノーボールは、清楚ですねえ。