ハクモクレンをUP
この前描き終えたハクモクレンをアップした。
実家にある木で、私が小学校のときに苗木を買ったから、随分長い付き合いになる。
そういえば、亡くなった父は、私の娘のために木の上に網を渡して「○○ちゃんの巣」と張り紙をして、孫を喜ばせたりした。
私は危ないからとブツブツ文句を言ったけれど、小さかった娘は大喜びだったな。
そういう色々と思い出のある木なのだが、近年流石に大きくなりすぎて広く日陰を作ってしまい、別の木や草花の元気がなくなってしまった。
それに枯葉の時期になると、大きな葉がバサバサとそれは盛大に庭や歩道に落ちる。母も歳をとってきて歩道の掃除が大変になり、このごろは毎年のように私が枯葉掃除に駆り出される。
そんなわけで去年、思い切って何本か大きな枝をバッサリ切った。
枯れてもしょうがないと半分諦めたが、今年も(数は何十分の一だけれど)いつものように花を咲かせた。
白い花は難しいからと、尻込みしていたが、描いておかないと後悔しそうな気もした。
何でもいつまでも変わらなくあるわけじゃないからね。
もう一つ、スケッチでワスレナグサとナスタチュームをアップした。ちょっと色が薄くてボケ気味だけど‥‥。
ナスタチュームは植物画でもキッチリ描いてみたい花。鮮やかなオレンジ、黄色、赤などの花が、どちらかというと淡い色の葉と対照的で美しい。毎年のようにウチのベランダに登場する花だ。
蕾から開花して種になるまで、形の変化が大きくて面白い。
特に花が終わると、茎がくるりと大きく曲がって種になる。何でこんなに曲がるんだろうと思うくらいに曲がる。
描いたものにはないが、花のうしろに距(きょ)という尻尾のようなものが付く種類もある。
植物画では尻尾つきのを描こうかな。
「花の棲み家」 ハクモクレン・ワスレナグサ・ナスタチュームUP