2007年9月9日 / 最終更新日時 : 2007年9月9日 Yuko 本無理は百も承知で‥ 『ワープする宇宙 5次元時空の謎を解く』 リサ・ランドール著/向山信治監訳/ (NHK出版) 先月だったと思うが、朝のニュース番組の中で、リサ・ランドール博士という方をはじめて知った。 近年最も注目を集めている理論物理学 […]
2007年8月27日 / 最終更新日時 : 2007年8月27日 Yuko 本深淵を覗く 『みちのくの人形たち』 深沢七郎 (中央公論社) 「みちのくの人形たち」 モジズリが縁で、「私」は東北のある人の家を訪れた。 その晩、一人の男がやって来て、主からその家の屏風を借りて帰っていった。 村では昔からお産がある […]
2007年8月24日 / 最終更新日時 : 2007年8月24日 Yuko 本エンターテイメント2作品 『チルドレン』 伊坂幸太郎 (講談社) 「短編集のふりをした長編小説です。」とは著者の弁。 家裁調査官の陣内を中心に、友人の鴨居、同じく家裁調査官の武藤、銀行強盗が縁で知り合った盲目の永瀬、その恋人優子、盲導犬のベス。こ […]
2007年7月25日 / 最終更新日時 : 2007年7月25日 Yuko 本陰鬱な鴎外に浸る 『文豪怪談傑作選 森鷗外集 鼠坂』 東雅夫/編 (ちくま文庫) 表題作を含む自作短編9作品と翻訳もの9作品、短歌と関連資料も収録されていて、一味違った鷗外を楽しめる一冊だった。 翻訳ものと自作 […]
2007年7月13日 / 最終更新日時 : 2007年7月13日 Yuko 本目が渋いという感覚 『文豪怪談傑作選 泉鏡花集 黒壁』 東雅夫/編 (ちくま文庫) 鏡花の魅力は何かといえば、その文章に触れれば即、鏡花の世界に浸れるところだ。 というか、私にとっては「迷いこむ」といった方が正しい。鏡花好きなくせに、その蔦 […]
2007年6月20日 / 最終更新日時 : 2007年6月20日 Yuko 本どこから読んでもレオナルド! ― レオナルド・アンソロジー 『レオナルド・ダ・ヴィンチの世界―All about Leonardo』 池上英洋/編著 松浦弘明・宮下規久朗 他/著 東京堂出版 レオナルドの多彩な世界を、各々の専門家18人が執筆している。 個々が響きあってレオナルド […]
2007年6月10日 / 最終更新日時 : 2007年6月10日 Yuko 本あらためて受胎告知を なんだかんだでブログに書けずじまいでいたが、「若冲展」に行く前に、特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ - 天才の実像」で「受胎告知」を見ていた。 美術に興味のある人なら、画集で何回も見たことのある絵だと思う。 けれど、実物 […]
2007年5月22日 / 最終更新日時 : 2007年5月22日 Yuko 本先ずは空の下へ 『いきいき水彩画 10』 日貿出版社/編 私は風景画をあまり描いたことがない。出不精だったり、花と違って風景は大きくて、気後れしたりで。 それが思うところあって、このごろ風景を描きたいなと思うようになった。 そこで購入し […]
2007年5月19日 / 最終更新日時 : 2007年5月19日 Yuko 本思ったほどでは‥ 今日は『遺失物管理所』 『ぼっけえ、きょうてえ』 『悪魔はあくまで悪魔である』三冊まとめて感想をUP 『遺失物管理所』 ジークフリート・レンツ/著 松永美穂/訳 (新潮クレスト・ブックス) 鉄道会社に勤めるヘンリー・ネフ […]
2007年5月19日 / 最終更新日時 : 2007年5月19日 Yuko 本寝物語の魔力 『ぼっけえ、きょうてえ』 岩井志麻子 (角川書店) 翻訳物を読んだ後で読んだせいか、やっぱり小説は文章の魅力だよな~、これはどうやったって翻訳できないよな~、などと思いつつ書かれている言葉を堪能した。 一人の女郎が客にぽ […]