2009年7月5日 / 最終更新日時 : 2009年7月5日 Yuko 本『男女(オスメス)の怪』 『男女(オスメス)の怪』 養老孟司/阿川佐和子 (大和書房) 阿川さんが養老先生のご自宅を訪ねてお話をうかがったものを纏めたそうで、寛いだ雰囲気の対談集だ。 例えば、男はどうして口下手なのか、という話では 阿) 男と女だ […]
2009年6月7日 / 最終更新日時 : 2009年6月7日 Yuko 本『グロテスク』 そろそろ桐野ワールドも終わりにしようかと思っていたが、また2冊読んでしまった。 長編の『グロテスク』と短編の『ジオラマ』、長編の方が断然面白かった。 『グロテスク』 桐野夏生 (文芸春秋) グロテスクと聞いてまず思い浮か […]
2009年6月7日 / 最終更新日時 : 2009年6月7日 Yuko 本『ジオラマ』 『ジオラマ』 桐野夏生 (新潮社) 表題作を含む9編の短編集。 『錆びる心』をすこし希薄にしたような感じか。希薄になった分、現代的な感じもした。 面白かったのは「デッドガール」「蜘蛛の巣」「ジオラマ」 「デッドガール」 […]
2009年5月24日 / 最終更新日時 : 2009年5月24日 Yuko 本『錆びる心』 『錆びる心』 桐野夏生 (文藝春秋) ごく普通の人間の中にある狂気や愚かさを、タイプの違う6つの短編に仕上げていて、楽しめる一冊。 「虫卵の配列」 主人公は偶然街で出会った知人に、彼女なら優しく慰めてくれるだろうとお茶 […]
2009年5月24日 / 最終更新日時 : 2009年5月24日 Yuko 本『柔らかな頬』 『柔らかな頬』 桐野夏生 (講談社) ある朝、支笏湖畔の別荘地で、5歳の女の子がまるで神隠しにでもあったかのようにいなくなってしまう。 女の子の名前は有香、主人公・森脇カスミの長女だ。 カスミは公私共に付き合いのある石山 […]
2009年5月11日 / 最終更新日時 : 2009年5月11日 Yuko 本『私の男』 『私の男』 桜庭一樹 (文芸春秋) 花は9歳のとき震災で孤児になり、遠縁だという25歳の腐野淳悟に引き取られて、親子になった。 それからずっと二人だけで生きてきた。 そして今24歳になった花は、婚約者と父親と三人で食事を […]
2009年5月11日 / 最終更新日時 : 2009年5月11日 Yuko 本『顔に降りかかる雨』 『顔に降りかかる雨』 桐野夏生 (講談社) ある朝、歌舞伎町のマンションに住む村野ミロのもとに、友人の燿子が付き合っている成瀬と言う男が押しかけてきた。 聞けば、燿子が大金を持って失踪したとのだと言う。彼はミロが彼女と共 […]
2009年5月11日 / 最終更新日時 : 2009年5月11日 Yuko 本『べっぴんぢごく』 『べっぴんぢごく』 岩井志麻子 (新潮社) 明治の岡山、村の分限者の一人娘が死に、乞食行脚をしていて母親が惨殺された乞食の娘・シヲがその家の一人娘として育てられることになった。 汚れを落とし、乱れた虱頭を整えると、シヲは […]
2009年5月2日 / 最終更新日時 : 2009年5月2日 Yuko 本『おひとりさまの老後』 『おひとりさまの老後』 上野千鶴子 (法研) 長生きすればするほど、みんな最後はおひとりさまになる。 女性はずっとシングルの人も、途中から自分の意志でシングルになった人も、先立たれてシングルになった人も、最後は等しくシン […]
2009年4月26日 / 最終更新日時 : 2009年4月26日 Yuko 本『植物画の至宝 花木真寫』 『植物画の至宝 花木真寫』 源豊宗・北村四郎/監修・執筆 (淡交社) 陽明文庫は、近衛家によって伝承された多くの古文書や古美術品を収蔵したもので、公家文化を今に伝えるものだ。 『花木真寫(かぼくしんしゃ)』はその中の一つ […]