[お知らせ] 齋藤優子ボタニカルアート展 終了
10月22日に個展が終了し、早くも10日が経ちました。個展をご高覧下さった皆様にあらためてお礼申し上げます。
今回はRHS展のゴールドメダル作品の展示がありましたので、興味を持っていただく方も多いのではと考え、東京・表参道で開催することにいたしました。
ちょうど同時期にいくつかのボタニカルアート展が開催されていたことから、ついでにお立ち寄りくださる方も多くいらっしゃったので、やはり東京で開いて良かったと感じました。
作品は一年前の出展作品になりますが、オープン前の誰もいないギャラリーで眺めていると、色々な思いがよぎりました。良い評価を頂いたことに感謝するとともに、それはもう過去のことだと感じました。
これからは、また新たに自分が美しいと感じたり、興味を持った植物を、マイペースで納得いくように描いていきたいと思います。
真ん中の赤いシャンデリアリリーは4月の教室の作品展にも展示した作品です。隣の黄色いユリは同じような種類で、前々から個展で2枚並べるつもりで球根を植えていました。
6月半ばに咲き始め、9月第一週には額装を頼まないと、、などと逆算して仕上げる時期を決めて描き始めました。どうにか展示にたどり着きましたが課題も残りました。いつもながら「作品の終わり時」は難しいですね。
ギャラリーは午後7時まで開いていたので、遅い時間は特に海外の方がふらっと立ち寄ってくださいました。お互いにスマホの翻訳アプリを使いながら会話をしたり、ポストカードを買っていただいたり。ちょっとドキドキしながらも楽しい時間を過ごしました。一方で、夜の誰もいないギャラリーで静かに自分の世界を感じるのも大切な時間でした。
最後になりますが、RHSとのやり取りを経て、個展終了後にゴールドメダル作品をRHS Lindley Libraryに収蔵していただけることになりました。
私としては光栄至極、これ以上望むべくもないことです。
努力が実ることもあれば、実らないことも多くありましたが、今回は幸運に恵まれ大変ありがたく思っております。






