[作品] 《ケイトウ ‘ドラキュラ’》
ずっと描いていたケイトウが終わりました。今回は長い時間かかったこともあって、自分がどういう植物画を描いていきたいのか考えながら描いたような気がします。
上手く描けなかった箇所はカッターで削って何度も修正しているので、実際に見ると少し紙肌が荒れているところがあります。自分の性分として描き過ぎることが多く、それによって色が濁っているところもあります。
色々な失敗を積み重ね、描くという行為でなんだかんだ格闘することは単にきれいな作品を残すより自分にとっては意味があるかなとも思っています。
モチーフのドラキュラは葉や茎が赤くなることからの名前だと思うのですが、光の強弱や温度によって葉も葉脈も赤くなったり、葉脈だけが赤くなったりするようです。去年自宅で栽培したものはトサカの具合も様々で、描いたもののように細かい房に分かれているものや、毛状にならずゴムのような質感のものもありました。個体差が大きいのは面白いところです。
今年も色々な種類のケイトウの種を蒔いてあるので、またどれか描けたらなと思っています。
“[作品] 《ケイトウ ‘ドラキュラ’》” に対して6件のコメントがあります。
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ブログを開いて、まず目に飛び込んできたとさかの部分アップの写真。
その質感に、思わずわぁ~凄いと叫んでしまいました。
ずっと昔にとさかの部分に手を触れた時の感触の記憶が蘇りました。
植物の持つ存在感がひしひしと伝ってくる素晴らしい作品ですね。
見てくださってどうもありがとうございます。描いたケイトウのとさかはもくもくと密集して迫力があり、力強さに惹かれました。
さらりとした水彩作品の好きな方には描き過ぎでくどいかもしれませんが、私はどうしてもしつこくなってしまいます。
コロナ禍で家にいることが多く、自分の植物画についても色々考えることが多くなりました。
凄い迫力目が釘付けになってしまいました、
綺麗というより、凄く心を打つ作品こんなの描けたらサイコー
素晴らしい作品です。実物を見てみたいです。
ありがとうございます。最高の誉め言葉で勿体ないです。
長くかかると途中で嫌になってくるので、描く度に集中を切らさないようにするのが一番大変でした。
今はちょっと解放感味わってますが、ケイトウの種は蒔いたばかりだし次は何を描こうかと思案しています。
kyouさん、こんにちは。大作、とうとう仕上がりましたね。並々ならぬケイトウへのkyouさんの思い入れがつたわってくるような感じがしました。毛皮を着た西洋の王様を思い出すような重厚さですね!今回は根元まで描かれたのですね。部分的にはとても細かいのに、全体像が迫力を持って迫ってくるようです。これだけ大きな作品となると、私なら途中で飽きてしまいそうです。
実物のケイトウの絵をこの目で見る日が近いうちにくることを願っています。
いつもありがとうございます。どうにか終わりました。終わりにするタイミングって難しですよね。まだよく見れば粗もあると思いますが、気持ち的に終わりかなと思います。
このケイトウは比較的ずんぐりと背が低い方なので、大きさが分かるように根元まで入れました。でも土の表現に苦労して、納得できない結果になってます~。
いつもは根元の土を描く時は淡彩風にさっと仕上げるのですが、そうしたら何だか全然上を支えられない感じになって。かといって土の面積を広げ過ぎても目立ちすぎるし…まあ、次への課題ですかね。