《アルストロメリア》
花屋さんでよく見かけるアルストロメリアを描きました。
一本の茎から5~6本の花茎が放射状にきれいに出ているのが手に入ったので、花束のようになった全体像を描いてみようかと。
よく見る花ではありますが、花は幅の広い丸っこい外花被片3枚と剣先形になった内花被片3枚で出来ています。雄しべは6本、雌しべは1本で最初は先端がくっ付いていますが、しばらくすると3つに分かれます。
下の画像は、右が咲きそうな蕾で、雄しべの花粉はまだ出ていない状態です。中央は咲きたてで、雌しべの先端はまだはっきり分かれていません。雄しべの形は変わってきて花粉が出ています。左は時間が経って雌しべがはっきり3つに分かれているもの。雄しべの葯は外れた状態になっています。
《アルストロメリア》部分
さらにアルストロメリアというと、葉の付き方が裏表逆なのが大きな特徴になっています。
茎から葉の付け根を見てみると、通常下にある葉の裏(葉脈が浮き上がって見える方)が上になっていて、表が下になっています。そこから必ずひねりが入って上下が逆になり、通常見る葉の表が上、裏が下になっています。
何故なんでしょうね。何か理由があるのでしょうか?
ネットで、大学の先生方や専門家が一般向けに植物の疑問を回答してくださっている「みんなのひろば 植物Q&A」というサイトがあって、そちらで見てみたらやっぱりありました。「アルストロメリア葉はなぜつけ根でねじれているのか?」という質問(笑)
結論から言いますと、分からないそうです。そうなっているメリットが不明ということらしいですね。なんだか奥が深い話です。
ご興味のある方はこちら 「アルストロメリア葉はなぜつけ根でねじれているのか?」
さて、 10月半ばに個展が終わってからしばらく何もやる気が出ずにいましたが、どうにかボチボチと描いてアルストロメリアは復帰第一作って感じですかね。
また今までどおり進めていけたら良いと思っています。
作品はこちら→《アルストロメリア》
“ 《アルストロメリア》” に対して2件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
>なんせ全力で当たるので終わればほっとして脱力感におそわれます。
そうですね。何でもあっという間に過ぎ去って行くと最近つくづく感じます。
>最初から葉が表ならわざわざねじれる必要がない
>ねじれることによる利点有るのかな?
ほんとに不思議ですよね。植物ってそれぞれ特徴があって面白いですね。興味は尽きませんよ。
個展ご苦労様でした終わると気が抜けるのはよく分かります
なんせ全力で当たるので終わればほっとして脱力感におそわれます。
アルストロメリア葉がつけ根でねじれるなんて面白い植物ですね
最初から葉が表ならわざわざねじれる必要がない
ねじれることによる利点有るのかな?
絵にかくのは面白いですよね、
他の植物でもひねりを入れると葉裏が描けて楽しい
仕上がりすごく奇麗で素敵です。
最初から表が上ならねじれる必要がない