《サクラ ‘横浜緋桜’ 》
まったくもって時季外れなのですが、横浜緋桜がやっと仕上がりました。前作の染井吉野と同時にラフデッサンや下描きはしていたのですが、こちらは後回しにしたのでこんなに遅くなってしまいました。
《横浜緋桜》部分
横浜緋桜は1970年代始めに、横浜市在住の桜愛好家の方が紅色の寒緋桜と病気に強い山桜(兼六園熊谷 けんろくえんくまがい)を交配させて生まれた栽培品種だそうです。
横浜の公園や街路樹にわりと普通に見ることが出来るので、横浜緋桜という名前は知らなくても「あ~、あの濃いピンクのね」と分かる方も多いかと思います。
花の大きさは3cmくらいで花弁は花脈がよく見えます。花柄は毛がなく、萼は赤っぽくツヤがあり、鋸歯はありませんでした。描く時はこのツヤを意識して描くようにしました。
染井吉野に比べて、ちょっとどぎついくらい濃いピンクですが、賑やかで可愛く艶やかな桜です。私はこの花を見ていると、文明開化のあたりの横浜浮世絵の鮮やかな赤を連想するので横浜っぽい桜なのかなぁ、と思ったりします。
遅くなったとはいえ5月中にサクラ2作品を終えることが出来てホッとしました。
ところで、サクラは種類によって咲く時期に違いがあるし、日本の東西南北の地域差、標高の高低差などを含めると1年中何処かしらで何某かの桜が咲いているそうです。
こっちはダメでも、どっかでタイムリーなのかも♪ 桜は懐が深いですね。
作品はこちら→《サクラ ‘横浜緋桜’ 》
“ 《サクラ ‘横浜緋桜’ 》” に対して2件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
いつも有難うございます。
>今度は下から上に前と逆向き多分意識されて逆向きを
選んだ様に感じました。
ご明察。二つ並べた時の感じと、私のそれぞれの桜に対するイメージで(笑)
サクラ、描くの厳しかったです。まだまだですよ。
花の立体感が凄いです、おしべやめしべが細かく描かれていて
本当に勉強になります。
今度は下から上に前と逆向き多分意識されて逆向きを
選んだ様に感じました。
サクラは難易度が高く感じます。