《房咲きスイセン》
やっと房咲きスイセン(ニホンズイセン、八重房咲きスイセン、黄房スイセンの3種類)が仕上がりました。
ニホンズイセン
一口にニホンズイセンと言っても園芸店にあるものや植わっているものをよく見ると、それぞれ副花冠(花弁の内側のカップの部分)の大小やフリル具合が微妙に違うようです。
八重房咲きスイセン
一本の花茎から複数の花が出ているのが房咲きで、しかも八重になっているタイプです。こちらも“サー・ウインストン・チャーチル”“チャフルネス”等、色々な園芸品種があってどれなのかは分かりませんでした。
黄房スイセン
黄房スイセンは切り花で買いました。球根では“グランドソレドール”が有名ですが、はっきりしないのでざっくり黄房スイセンということで。
房咲きスイセンは他にもニホンズイセンの副花冠まで白くなったような“ペーパーホワイト”や、ニホンズイセンの花弁を細くしたような“グランドモナーク”など割と見かけるように思います。
そもそもスイセンは花茎に一つの花がついたラッパズイセンがありますし、形状はバラエティ豊かです。その分類方法はちゃんと決まっているようで、下記の「辻堂海浜公園スイセンガーデン」のPDFで分かりやすい資料がありましたのでご参考までに。
http://www.kanagawa-park.or.jp/tujidou/top/suisengarden.pdf
今回の作品では3種類のスイセンを横長の画面に並べるように入れ、花を中心に描きたかったので長い茎や葉は思い切って下をカットしてみました。蕾も配置しリズミカルになるようにしましたが、バランスが難しかったです。また、水滴も入れてみました(笑)
ワンポイント的な?
初っ端の彩色でどうも上手くいかず「このまま進んでも-20くらいからのスタートだなぁ」と思い、下描きからもう一度やり直しました。最後まで構図に悩んで消しゴムで少々紙面が荒れてしまったのは猛省すべき点でした。
途中でミツマタを描いたりと、スイセンが仕上がるまでに物凄く時間がかかってしまいましたが、兎に角やっと解放されました。
とは言っても、次の花が続々控えているのですが…描く花が多い春は正に嬉しい悲鳴という感じですね。
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作品はこちら→《房咲きスイセン》
“ 《房咲きスイセン》” に対して6件のコメントがあります。
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>ワインさん
>春はやっぱりスイセンとチューリップが描きたくなりますね。
そうですね。チューリップは奥が深いですよね。種類も沢山あるし。ワインさんが今季描かれたチューリップも趣がありましたね。
>不良っぽくてユーモアたっぷりですね。
起承転結の転をどこかに入れなきゃなぁ、という感じで。水滴も入れたかったし(笑)
スイセンの季節もいつの間にか終わってしまいましたが、春はやっぱりスイセンとチューリップが描きたくなりますね。いろいろな種類のスイセンを並べながら、リズム感を出す工夫がさすがだと思います!一番右のスイセンの葉っぱはちょっぴり不良っぽくてユーモアたっぷりですね。
>きよぴーさん
長い茎のある花って、どうしても画面の真ん中が茎になってしまいがちですよね。今回はそれが嫌だったもので。できるだけ花のリズムを中心にコンパクトに横長の画面をという感じでした。
きよぴーさんに過分に褒めていただいて恐縮ですよ。
長い茎や葉を思い切ってカットしたからこそのリズム感があり、
それが春の躍動感につながっているような気がします。
春に咲く花だけが醸し出す楽し気な雰囲気がよく伝わってきます♪
水滴が付いた葉がこの絵の楽しさを引き立てていると思います。
この一枚があったからこその仕上がり、流石だなぁ~と感心しました。
>ゴンベッサさん
いやいや順調でもないですよ(笑)
葉の色は三種類とも微妙に違うのですが、画像だとあまり分からなくなってしまって。
まあ、コツコツやっております。
順調に色々描いていますね。
スイセン三種類横並びの描き方、比べるには最適ですね
左のスイセンだけ葉色が違いますね
白花本当に綺麗に描けてうらやましいです。