《カブ すみれかぶ 》
「一つだけど、描くかなと思って」と友人から可愛い小カブを頂きました。
葉も食べるところも皆、紫色をしていて名前は「すみれかぶ」というそうです。
《カブ ‘すみれかぶ ‘ 》部分(拡大)
大きさは葉のてっぺんから根の先までが16cmくらいと超小振りですが、描くとなると描き甲斐がありました。葉は周囲に細かい鋸歯があり葉脈も細かくうねっていて、その形の繊細さと葉によって微妙に違う紫色を表現するのがポイントでした。
カブ本体?はやや赤っぽい紫色で、直径2cmくらいの可愛いサイズ。根が長く伸びているのも面白かったです。
頂き物を描くことも多いけれど、描かずに終わることもそれ以上に多いです。でも、作品として仕上がらなくても植物を直に手に取ってじっくり観察したり、デッサンしたり、調べたりできるのはとても貴重なことです。それは写真でも映像でもなく実物を見ることが何にも勝ると思っているからです。
ところで、カブとダイコンとニンジン、同じようなものだと思っていましたが、食べている所が微妙に違っていたのを知って驚きました。素人なので細かなところは分かりませんが概ね下図のようです。
種から発芽して双葉に至るまでの軸を胚軸と言って、そこが発達してカブになり、ダイコンは胚軸と主根が連続して大きくなるとの事。ニンジンは全く別で主根だけになるそうです。ニンジンは科も違うのでなるほどなぁと思いました。
植物って知れば知るほど面白くてやめられませんね。
作品はこちら→《カブ ‘すみれかぶ ’ 》
“ 《カブ すみれかぶ 》” に対して7件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
おめでとうございます。凄いですね。HPで作品拝見しますね。
私事で済まないのですが 世界らん展2018で奨励賞に入りました。
嬉しかったのでお知らせまでと思い。
>ゴンベッサさん
なかなか再現できないほどきれいな色だったんですよ。小品ですけれどチャレンジでしたね。
描いたものについてはいつもある程度調べるのですが、まあ、必ず発見があるものです(笑)
葉脈が面白いです、古い葉と新しい葉の色の微妙な違い
描き応えあって面白そう、その物を調べるのも良いですね
勉強になります。
紫色の葉、そして紫のカブ、絵心を掻き立てられるモデルさんですね。2016年1月に我が家の家庭菜園で収穫した赤大根の植物画を日記にアップしてありますが、大根とカブ!紫色も微妙に違うのですね。kyouさんの素適な植物画を拝見して、楽しんで描いていたあの頃を思い出しました。
>ワインさん
カブのこと私も初めて知りました。じゃあ、どうしておじいさんはカブが抜けなかったんでしょうね。よほど大きくてあの細い根が太かった?
ビーツはヒユ科で赤い蕪とは違うみたいですよ。何と紛らわしいことか。
ダイコンというのは、つまり根っこと茎の両方を同じものみたいにして食べている野菜だったというわけですね?蕪は土に埋まっていなかったって始めて知りました(笑)
紫色のスミレカブ、珍しいモデルですね。そういえば、ビーツも蕪でしたね。真っ赤な蕪、紫の蕪、そして白い蕪、蕪だけでもたくさんの種類があるのですね。