《ハイビスカス》
今年は鉢植えのハイビスカス(ブッソウゲ・仏桑華(花))に待望の花が幾つか咲きました。
花は垂れ下がって咲くタイプで、以前に植物園で同じように垂れ下がるフウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)を見て、是非こういう感じのハイビスカスを描いてみたいと思っていました。
《ハイビスカス》部分
描いたのは「カーネーション」という園芸品種で、フウリンブッソウゲを元に交配されたコーラル系と呼ばれる園芸品種のうちの一つです。花は八重咲で花弁に切れ込みがあり、後ろに反り返っています。
花弁の先に雄しべの葯が付いているものも見られ、雄しべが弁化して八重咲になった痕跡として興味深く見ることが出来ました。
フウリンブッソウゲ 画像:季節の花300
ところで、ハイビスカスはアオイ科フヨウ属になりますが、フヨウ属には他にムクゲ、フヨウ、モミジアオイなどよく見かけるきれいな花が揃っています。
真ん中に雄しべが癒着した突き出たものがあることと、一日花ですぐ枯れてしまうことが特徴ですね。どちらの特徴も描くのにはちょっと悩みの種ですが、花の美しさで一度は描いてみたくなる花ではないでしょうか。
作品はこちら→《ハイビスカス》
“ 《ハイビスカス》” に対して8件のコメントがあります。
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>もみじさん
>一重でも残念なのに、豪華に咲き誇る八重もたった一日の命なんて儚すぎますね。
本当にそうですね。盛りを過ぎるとすぐにクシャクシャに…
来年はもっと大きくなって次々と咲いてほしいなぁと思っています。
>お花と葉と全体のバランス良い構図!素適です♪
有難うございます。
花が一つで蕾も固いのが一つしかないので、どうにかうまく入るように鉢を傾けたり何だかんだと(笑)
たった一日で萎んでしまうハイビスカスの花!
一重でも残念なのに、豪華に咲き誇る八重もたった一日の命なんて儚すぎますね。
kyouさんは、この美しさを見事に描かれて素晴らしいです。
下向きに咲くお花を描く時、当然葉は裏面が多くなりますね。
お花と葉と全体のバランス良い構図!素適です♪
>ゴンベッサさん
>花弁面白いですね~
そうですね。いくつか咲いてくれたので助かりました。
一日花、私もだいたいそのように描きますよ。最初にデッサンして大きさと形を決めて、色も作るようにしています。次々に咲けば良いのですが、一つだと決めないと分からなくなるので。写真も沢山撮ってiPadで見て描いています。
でも、やっぱり実物をしっかり見て描くのが一番面白くテンションあがりますよね。
花弁面白いですね~
こんなにねじれたり皺が有ればゾクゾクしませんか?。
花弁の先端白く残し上手くねじれの表現素晴らしいくて
大変参考になります。
一日花、開花期間の短い花はなるべくデッサンは実物を見て
だいたい花の形を覚えて、花をとにかく先に描き
後は写真を何枚か撮り参考にして描いています。
kyou2さんはどのようにしていますか?。
>ワインさん
>雌しべ雄しべが長く垂れ下がった形で、虫さんどうぞおいでくださいと言っているような作りですね。
ほんとにそうですね。蝶とかとまっていたら絵になりそうと思いますね。幼虫の方はパスですが…
優雅なスカート、確かに!
>きよぴーさん
>描きながら、花が八重に変化する痕跡を見つけられるって、
>描くこと以上にワクワクする体験ですね。
そうですね。最初何だこれ?っていうかんじでした。いくつか咲きましたが、皆そういうものがあって、花の形もちょっといびつなものもありました。
おっしゃるように、一日花はデッサンしていると、あれよあれよという間に萎れたり形が変わったりしますよね(T_T)次々咲く蕾があると救いなんですが。
雌しべ雄しべが長く垂れ下がった形で、虫さんどうぞおいでくださいと言っているような作りですね。普通は花弁の中心に納まっていて、虫は花をもとめて寄ってくるものなのに、ここまで露骨に外へ向かって伸びていると、どこか花弁はおまけみたいに見えてしまいます。
けれども、こういう特殊な形状の花というのもまた、絵に描こうとすると面白いですね。八重の赤い花弁はそこだけ見ていると、優雅なスカートのようにも見えてきます。
八重咲のハイビスカス、優雅な仕上がりですね。
一重のものは良く目にするのですが、八重咲のものは初めてみました。
反り返って咲く姿が印象的です。
描きながら、花が八重に変化する痕跡を見つけられるって、
描くこと以上にワクワクする体験ですね。
ハイビスカスも、ムクゲも心惹かれますが、
未だかかつて描いたことがありません。
一日花はハードルが高いです(;^_^A