《アマリリス》
去年だったか、大きなアマリリスの球根を買って直ぐに鉢に植えたのですが、時期が悪かったのか花茎も伸びず地面近くで変な花が咲くという散々な結果でした。
描くつもりでいたのでガッカリで、一応肥料だけはやってその辺に放っておきました。
すると、有難いことに今年は順調に育ってくれました。「よしよし、この調子だ」と、ずっ~と成長を見守りながら花の描き頃を狙っていました。
《アマリリス》部分
描いたのは‘アフロディーテ’という八重咲きのアマリリスです。雄しべや雌しべは見当たらず、それらが弁化して八重咲きになってます。花は花径が約20cmと大輪でした。
今回の作品は花を中心とした構図にしたかったので、長い茎や葉はあえて上の方だけを入れるようにして画面が正方形になるようにしました。また、花弁の影の色が濃くならないこと、一枚の厚みと質感を大切にすること、花全体の漏斗状の形などに留意して描きました。
アマリリスは大きく華やかな花、しっかりとした太い茎、力強く伸びる葉とそれぞれ存在感があって大好きな花です。
厚みのある美しい花弁を見て描いていると本当に豊かな気持ちになります。彩色では緊張して背中がコチコチになることもありますけどね。
作品はこちら→《アマリリス》
“ 《アマリリス》” に対して4件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
>花の径が20cm大きいですね、後ろ姿の花に目を惹かれました
後ろ向きの方が後から咲きました。後ろ姿も是非描きたくて。アマリリスはよく3つ咲くのがありますけれど、2つの方がごちゃごちゃしなかったかもしれません。
長い茎を全部入れると花がどうしても上の方という感じになってしまうので、今回は思い切って茎を短めにしました。
花の径が20cm大きいですね、後ろ姿の花に目を惹かれました
花の根本の緑~赤に変化する感じ良いですね~。
全部描いたらかなり大きな紙になるし
自分で描けばどんな構図にするのか?などと
考えるのも楽しいです。
>キヨピーさん
>上品な色合いのアマリリスですね。
実物はもう少し赤が強いですが、画像だとちょっと薄い感じです。球根を買う時にあった写真で一目惚れで描きたくて。
>描く頃合いを見ながら、アマリリスの成長を見守る楽しみあったことでしょうね。
そうですね。ちゃんと咲くかドキドキでしたけれど。咲いてくれて本当に良かったです。
上品な色合いのアマリリスですね。
花径が約20cmもあったのですか・・・描き切るには、想像以上の体力が必要だったのではないでしょうか。
大作でありながらも、細部まで丁寧に描かれていて素晴らしいです。
描く頃合いを見ながら、アマリリスの成長を見守る楽しみあったことでしょうね。