《ネリネ》
ピンク色のネリネを描きました。
ネリネというのはヒガンバナによく似た花で、光が当たると花弁がキラキラと輝くのでダイアモンドリリーとも呼ばれています。
《ネリネ》部分
ネリネもヒガンバナも共にヒガンバナ科ですが、ネリネはネリネ属、ヒガンバナはリコリス属です。分かりやすい見分け方としてはネリネ属は花芽と一緒に葉も育って開花時に葉がありますが、リコリス属は花が咲いた後に葉が出るタイプか、逆に開花前に葉が枯れるタイプなので、開花時に葉がなければリコリス属ということになります。
ヒガンバナの別名の一つに「葉見ず花見ず」というのがありますが、花の時期に葉を見ず、葉の時期に花を見ずで正にそのとおりのネーミングですね。
また、リコリスは雌しべや雄しべが花弁よりずっと長く反りかえっていますが、ネリネはリコリスほど長くないのが特徴かと思います。
今回描いたものはネリネ・ウンデュラータ(ネリネ・クリスパ)という品種で、少し小ぶりですが繊細で可愛い花でした…描くのはなかなか手ごわかったけれど。花もさることながら単子葉植物は花より茎や葉をスーッとしなやかに力強く描くのが難しい!
作品はこちら→《ネリネ》
“ 《ネリネ》” に対して2件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
どんな植物でも簡単なものってないですよね。単純な形ならそれゆえの大変さもありで(笑)
ラン展への出品素晴らしいですね、本当におめでとうございます。
全体像は涼しげにすっくりと美しいですがアップは花びら
手強そうです。
このスーとした葉描く時間的には早いですが意外と難しく
いつも手こずってばかりいます。
世界らん展日本大賞2017(東京ドーム)に出品が決まりました。