《シュウメイギク》
実家のシュウメイギクを描きました。毎年描こうかなと思っているうちについ忘れてしまって今回やっとです。
花びら(萼)の大きさや色が不揃いなのが面白く、か細い茎が秋らしい感じで風情がある花だと思います。
《シュウメイギク》部分
描いたものは一重咲きの園芸品種で、ハドスペングループのダイアナのようですがはっきりとは分かりませんでした。
シュウメイギク(秋明菊)は昔、中国から渡ってきて京都の貴船あたりに多くあったとのことでキブネギク(貴船菊)とも呼ばれています。また、花びらが下の写真のように沢山あるものが原種のようです。今は一重咲きや白いものや薄いピンクや濃いピンク、地植えはかなり背も高くなりますが矮性のものもあるなど多くの園芸品種があります。
キブネギク 画像:季節の花300
「菊」とついていますが、キク科ではなくキンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)になります。一重咲きを見るとなるほどアネモネだと納得する感じですが。
そういえば、きれいな花には其々の花の色や形に応じて○○桜、○○梅、○○菊と呼ばれるものが多い気がします。桜、梅、菊って日本人にとっての「花」のイメージや季節感などが集約されている花なのでしょうね。
作品はこちら→《シュウメイギク》
“ 《シュウメイギク》” に対して6件のコメントがあります。
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>もみじさん
>こちらでは今あちこちのお庭で咲いているのを眺めては溜息!
う~ん、あれほど沢山のお花があって羨ましいお庭なのにふしぎですね。
>長く伸びた茎の上部に咲く一重の少し弱々しそうで儚さを感じるシュウメイギク
細い茎を描くのネックになりました、細いけれど丸みと白い短い毛などのニュアンスをもた
せるのが結構難しかったです。
大好きなシュウメイギクなのに、なぜか我が家では上手く育ってくれません。何度チャレンジしても2年目位で枯れてしまうのです。
こちらでは今あちこちのお庭で咲いているのを眺めては溜息!
原種の八重は見たことがないですが、長く伸びた茎の上部に咲く一重の少し弱々しそうで儚さを感じるシュウメイギクは思いのほか花持ちが良いのですね。
kyouさんの一枝の素適な絵を観て、またまた育てたくなりました(^.^)
>ワインさん
>八重咲きのほうが原種だったとは!私もシュウメイギクという名前なのに、菊っぽくないなあと昔思っていました。
実は菊のように咲いているキブネギクって見たことがありません。シュウメイギクというと、一重咲きだと思っていました。
>一つの花を丹念に描いたものは別の魅力を感じます。
どうも有り難うございます。いや、大きな作品を小さい作品と同じ精度で描き上げる気力が…、って話かもしれませんけど(笑)
でも、集中して描いている時が一番幸せな時間ですよね。ワインさんもそうでしょ?
>ゴンベッサさん
>今回はペースが速いですね~。
同時に描いていたのと、シュウメイギクがあまり彩色するところがないものですから(笑)ゴンベッサさんはいつも大作ですよね。
>高橋京先生の所で絵を見た時その植物に寄って来る
>昆虫が描かれていました。
そうですか。昆虫を書き込んだ植物画ありますよね。
昆虫や魚類の細密画も魅力的な世界ですね。植物と昆虫は共生関係のものあるし、はまると面白そうです。
おっしゃるように、いろいろ調べて知ることは楽しいですね。
八重咲きのほうが原種だったとは!私もシュウメイギクという名前なのに、菊っぽくないなあと昔思っていました。アネモネの仲間なんだそうですね。たくさん咲いている様子もすてきだけれど、kyouさんの植物画のように、一つの花を丹念に描いたものは別の魅力を感じます。私はついつい大きさや色などを均一にまとめすぎてしまって、作りもののような絵に仕上げてしまいがちなのですが、花弁の大きさにバラツキのあるところに面白さを発見されたkyouさんの見方には見習うところがあると思いました。
今回はペースが速いですね~。
一枚の絵を描くごとに一種の植物を知る。
段々と植物博士のようになって来て楽しみですね。
高橋京先生の所で絵を見た時その植物に寄って来る
昆虫が描かれていました。
昆虫自体も素晴らしく描かれていたのですが
どんな昆虫が寄って来るかも調べているようでした。
いろいろ調べて知る事は楽しい事です。