《アサガオ》
8月の初めに行った三渓園で大輪朝顔を展示した朝顔展をやっていて、そちらで‘団十郎’というアサガオがを購入しました。
小さなビニールポッドで蔓が伸び、蕾もついているもので500円のところ300円に値引きになっていたので即買いです。
《アサガオ‘団十郎’》部分
調べてみると団十郎は大変人気のある園芸品種だと分かりました。その特徴はというと…
花弁の色は名前が示すように団十郎茶、濃茶(栗皮茶)と言われる茶色の一面一色の「無地」、真ん中だけが白い「日輪抜け」になっているもの。
色については↓こちらが分かりやすいです。
葉の色は通常の緑ではなく黄色っぽい黄緑色で黄葉と呼ばれるもの。葉の形は蝉葉といって左右の側方裂片が1~3枚に分かれて伸び、蝉が羽を広げているような形です。
黄葉で蝉なので「キセ」と呼ばれるようです。
大輪朝顔については東京朝顔研究会のサイトが詳しく載っています。それぞれの品種が写真入りで分かりやすく、独特な用語も解説があって助かりました。
また、こららの大輪朝顔は鉢に支柱を立て輪をつけて蔓を絡ませる「行灯づくり」か、支柱は使わず蔓を伸ばさないで花を咲かせる「切込作り」にして鑑賞するとのことで、今回描いた団十郎は本来「切込み作り」にするものだそうです。朝顔展で安く買えたのは蔓が伸びすぎてしまったせいかもしれませんね。
とは言えボタニカルアート的には蔓が伸びていないとアサガオの特徴が表現できないので、蔓が普通に伸びた感じで描きました。
いや、アサガオを描いていて毛が多くて閉口しました。葉にも茎にもびっしりです。そういえば似ているヒルガオには毛がありませんね。
作品はこちら→《アサガオ‘団十郎’》
“ 《アサガオ》” に対して10件のコメントがあります。
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>ワインさん
花びらの微妙な質感や色に苦労しましたが、面白かったです。葉は本当に黄緑でライムポトスくらいの感じでしょうか。
>特につぼみのときの毛におおわれているあの雰囲気が可愛いなと思います。
私もそこが好きです。なんでも蕾って良いですよね。
花びらのフリルが柔らかなドレスのように見えて、このシックな色の大輪アサガオの魅力を惹きだしていますね。江戸っ子に大人気だったというのがよくわかる気がしました。
アサガオは本当にびっしりと毛におおわれていますね。特につぼみのときの毛におおわれているあの雰囲気が可愛いなと思います。描くのは大変ですけど(^^)でもkyouさんならではの観察眼!さすが!!
>ゴンベッサさん
良い先生に見ていただいて良かったですね。
私もいつも一段づつ上ることを心がけています。
花のつや葉の毛に覆われて居る感じ素晴らしいです。
これだけの感じが出せるのは大変にうらやましいです。
伊豆花の絵美術館に行って来ました。
高橋京先生の孫弟子に当たるので先生に連絡を
入れていただき絵を見てもらいました。
ほめられたのは2割注意を受けたのが8割
もう一段上を目指せとハッパをかけられました。
>きよぴーさん
そうですね、最初のデッサンは朝の6時から描き始めました~
でも、2,3日続けて咲いてくれたので助かりました。
花の色はあまり濃い色ではなくて茶色に白を入れ様な感じでしたよ。
>もみじさん
鉢植えは結構な値段みたいですが、今回はすごくお安くてラッキーでした。
はい、毛を描くのは難しいですね。描きすぎてもうるさいし、描かない訳にいかないし(笑)
>mapleさん
私も初めて見ました。一目惚れです。
毛は植物によって色々な役目があるようです。アサガオを調べたらはっきりしないみたいですが、強い日光や、害虫、水分を弾くなどでしょうか、、、
大人の色合いの朝顔ですね。
朝顔の薄い花びらの質感が手に取るように分かる仕上がりが素敵です。
朝顔は描いたことがありません。
朝が弱い私には描けそうにありません(笑)
茶系の朝顔は実物を見たことがないです。
シックで良い色ですね。
日本の朝顔は毛深いですよね。
私が育てている西洋朝顔は毛はないですよ。
毛深いのって何から身を守っているのでしょうね。
とても高級感のある朝顔ですね。
団十郎さまと呼びたくなるほど重厚な雰囲気を感じます。
茶系の花びらが光を受けてしっとりと輝いている様子に見入っています。
上から垂らす構図も良いですね。
葉の毛を描くのは大変でしたでしょう(^.^)