「三渓園」
昨日何気なく三渓園の蓮が見たいと思って調べたら、今日が「早朝観蓮会」の最終日だというので早起きして行ってきました。
通常開園は9時ですが観蓮会(7/16~8/7の土・日曜日、祝日)は6時からで、車で6時過ぎに着いた時にはすでに何台か駐車していました。
園に入ってすぐ蓮池で早朝にもかかわらず来ている方が大勢いましたが、混雑しているほどではなくゆっくりと見ることができたので良かったです。
いつだったかNHKでベトナムの蓮茶の番組をやっていて、雄しべの白い葯を「蓮のお米」と言っていましたが実際に近くで見るとなるほどという感じ…
蕾はふっくらしていて最高。まだ青い小さなハスの実もかわいい。
風が吹くとゆさゆさと全体が揺れるのは壮観でした。花は直径が20cm以上、葉の大きさには特にびっくりして直径が40cmくらい、丈は水面から2mくらいはありました。
ハスの葉のシャワーはハスの「通気孔」に水を通しています。ハスは空気の少ない泥の中で生育するため通気孔が発達し、葉で取り込んだ空気を通気孔をとおして蓮根まで運ぶとのことです。
ハスの茎をポキッと折ると糸が出てきます。ハスの繊維を「ぐう糸」と言うそうです。
中将姫がハスの糸で當麻曼荼羅を織ったという話が出てくる折口信夫の『死者の書』が好きなのですが、ハスの糸というのが想像しきれずにいたので今回ハスの糸を確かめることができて本当に良かったです。
庭園を歩いていると寿塔の扉の部分にハスの花を持った迦陵頻伽(かりょうびんが)が…
朝顔展もやっていました。種を売っていて冷蔵庫の野菜室に入れて来年蒔くとのこと。不安だなぁと思っていたら蕾付きの苗もあるじゃありませんか。「団十郎」という園芸品種を300円でゲット、きれいに咲いたら描きたいけれど。
観蓮会は今日で終わりですがハスはまだまだ咲き続けそうです。ハスは早朝に開花し朝7時から9時ころが見ごろだそうですが、2~3日は咲いているので昼間でも咲いていのを十分見られます。説明には2日目のハスが一番きれいとありました、花は柱頭や雄しべが刻々と変化して興味が尽きないです。
“ 「三渓園」” に対して4件のコメントがあります。
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>ゴンベッサさん
>葉はどうしようも無い感じか小さな葉を見つけて描くか思案してしまいますね。
そうですね、本当に大きくてびっくりしました。
何でも写真だけで描くのは難しいですから、なかなか描けそうにはないですが。
植物画を描いていると、花を見るとつい描く感じで見てしまいますよね(笑)
蓮の花種の部分とレンコンの部分一緒に描いたら楽しそうですが
葉はどうしようも無い感じか小さな葉を見つけて描くか
思案してしまいますね。
それとも大きな紙に描くか?
考えるのも楽しいですね。
挑戦するのを見てみたいです。
>ワインさん
ワインさんのフラワーセンターの記事を見て、私も見たいなぁと思ったんですよ。
ハスって描きたいけれどかなり大きいですよね。相当気合が入ってないとだめですね。
団十郎という品種のアサガオは茶色い色の花ですね?
そうです、さすがよくご存じですね。
団十郎朝顔って有名みたいですが、偽物も結構あるみたいですね。私は全然知らなくて偶然に買っんですけれど。
三渓園の早朝オープンにいらっしゃったのですね。私は大船のフラワーセンターでハスをみました。やはり茎の根元から水を送りこんで葉の真ん中やまわりから水が噴き出しているのを見ました。どこでも同じようなことをやりますね(笑)
青い空とお寺の塔とそしてハスの池、なんだかすっかりお盆の気分!それにしてもハスってこういう雰囲気にぴったりの植物ですね。
団十郎という品種のアサガオは茶色い色の花ですね?江戸っ子はこういうちょっと渋い色のものを粋だと感じたのですね。歌舞伎役者団十郎ってどんな人だったんでしょうね?