「府中植物画の会 さつき会合同展覧会」 「立石鐵巨展」
昨日、府中市美術館の市民ギャラリーで植物画つながりでお付き合いのある方の「府中植物画の会 さつき会合同展覧会」に行ってきました。
作品はネットで拝見していましたが、実際に見せていただくと細部までしっかり描かれているのがよく分かり、作者の力の入れようが伝わって来る素晴らしい作品でした。
2つの会は植物画家の西村俊雄先生が講師をされており、1点だけでしたが先生の作品を拝見出来たのは大変勉強になりました。作品は《ローズマリー》で植物のありのままの姿を正確に写しながらも絵画としての魅力や品格がありました。様々なテクニックが施され、しっかり見て吸収しなければと目に焼き付けてきました。
府中市美術館へはHPも確認せずに来きたのですが、美術館の企画展で「立石鐵巨展」を開催しているのに気付き思わぬ幸運にびっくりしました。
植物画を描き始めるずっと以前に立石氏の「アトリエ 細密画の描き方」という本を購入していて、その恐ろしいほど緻密に描かれた昆虫や植物をただただ見入っていました。
本展では「麗しき故郷の台湾に捧ぐ」として細密画の他に多くの画業が紹介されており、知らなかった側面を垣間見ることが出来ました。
とは言うものの一番見たかったのはやはり細密画です。植物を描いたものは林業図鑑の為の数点しかありませんでしたが、写真に勝る分かりやすさと正確さでボタニカルイラストレーションの到達点のような作品でした。
昆虫はちょっと苦手なものもありましたが、これだけ美しく描かれたら虫も本望だろうと思いながら見ていました。
素敵な植物画展と思いがけず立石鐵臣展も見ることができ、心から充実した一日でした。
“ 「府中植物画の会 さつき会合同展覧会」 「立石鐵巨展」” に対して4件のコメントがあります。
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>もみじさん
きよぴーさんの作品もそうですが、植物画って原画を見ないと細かなところって伝わらないものですよね。手描きの良さってどんなに緻密でも描いた感触があるところだと思います。
>最近は意欲はあっても体がついてゆけませんです(*^_^*)
分かります~。
でも、昼間ガッツリ描くと夜は爆睡ですよね。
お仲間の原画を拝見できるチャンスって貴重ですし
きよぴーさんにもお逢いできて良かったですね。
表紙の紫陽花の絵はきよぴーさんのでしたね♪
たしか西村俊雄先生はkyouさんもご縁のある方でしたね。
ローズマリーの作品って想像するだけでも疲れ果てそう(笑)
最近は意欲はあっても体がついてゆけませんです(*^_^*)
>きよぴーさん
こちらこそ有難うございました。作品刺激になりました。
掲載写真が暗くて、上手く撮れてなくてすみませんm(_ _)m
>ラフデッサンから始まり、仕上げのデッサンへ。
>そして下塗りから仕上げの塗りまでが
>一つの画面に入っているからだそうです。
なるほど、過程の提示というより作品として完璧だったのでそういう配慮がなされていたとは。素晴らしい先生ですね。
まさか立石展まで見られる(しかもお得に(笑)とは思っていなかったので本当にラッキーでした。
先日は、遠いところお越しいただきありがとうございました。
お会いでき嬉しかったです。
今回は合同展ということもあり、私もですがメンバーのみんさん、力が入っていたようです(笑)
西村先生があの作品を展示して下さったのは、
ラフデッサンから始まり、仕上げのデッサンへ。
そして下塗りから仕上げの塗りまでが
一つの画面に入っているからだそうです。
今一度初心へ戻り、改めて植物画を描いて欲しいという私たちへのメッセージが込められているようです。
立石鐵巨という画家がいたことなど、まったく知りませんでした。
展覧会に付随してのワークショップで細密画に挑戦というのがあったので申し込んであります。
参加できるといいなと思っています。