「国立歴史民俗博物館」
二日目は鹿島神宮にお参りしてから国立歴史民俗博物館へ。
国立歴史民俗博物館は二度目ですが、もっと近かったら何度も来られるのになぁと思う面白さです。
館内は原始・古代、中世、近世、近代、現代までの各展示室と、列島の民俗文化の展示室に分かれています。
お気に入りは時代ごとにあるジオラマです。
青森県三内丸山遺跡復元模型
素朴で過酷そうな生活に見えるが、皆これが当たり前で生老病死、喜怒哀楽があったんだろうなと、しみじみ。
武士の館
館の周りには武士らしく馬の牧場、氏神、氏寺、田畠など、館を中心に一つの自給自足の社会があって興味深い。
京都の町並み(16C)
華やかな感じで洛中洛外図の中に入っているようです。
江戸橋広小路
立派な都市の様相。江戸は水の都だなぁと。
民俗文化の展示では今では失われつつある風習や逆に残っているもの、進化したものなどがあり興味がつきません。
河童について
かっぱは全国展開なんですね。
異界をのぞく
通常では見えない異界や妖怪を見る呪術的なしぐさが伝承。「狐の窓」から覗くと狐の嫁入り行列が見えたり、化物の姿を見破ることができると言われるそうです。
現代に生きるまじない
目に見えない邪悪なモノが自らの身体や生活の場に侵入し、災厄をもたらすのを阻止する呪術的なしぐさや呪文の伝承。
親指を隠すのは親指の爪のあいだから邪悪なものが侵入すると信じられていたからだそうです。霊柩車を見た時に親指を隠すのと「エンガチョ切った」っていうのはやった覚えがあります。
展示はゆっくり見ていると2,3時間あっという間に経ってしまうので、全部見るには一日掛かりそうです。あとは体力次第ということもありますが…。
実はいつも比較的遅い時間に来館しているので、未だ近代と現代の展示を見たことがありません。何とも情けない結果です。
ということで、次こそは奇天烈な土器や仮面、ワクワクなジオラマなんかに引っかからずに近代から見始めなければ、と思っています。