「異国の面影」
横浜開港資料館で開催中の企画展 「異国の面影 -横濱外国人居留地1895- 迷いこんだのは、120年前の地図の中」を見てきました。
サブタイトルのとおりに、今回は主人公の「私」が古地図の世界にタイムトラベルしたら…という設定で展示が構成されていました。進行も「私」の視点でストーリー仕立てになっているので親しみやすく、見ているこちらも自然と今と昔に思いを馳せるという感じでした。
まずメインとなる「横浜外国人居留地火災保険地図」ですが、縦横約2メートルもある大きなもので初公開とのことです。建物の種類ごとに詳細に色分けされていて、さすがに保険地図だなぁと。
また、意外と今と変わっていない場所と、ぜんぜん違うわ~という場所があり、そのあたりが地元民が大いに楽しめる点でもありました。
当時の古い町並みを写したセピア色の写真や、着色写真は一枚の写真の重みを感じさせます。興味深かったのが、写真を収めてあるアルバムで、表紙が漆塗りになっていて蒔絵など装飾がほどこされています。これは同館の別展示でも見ることが出来ますが、いつ見てもこの漆塗りの表紙のアルバムは写真が貴重だった頃の「写真は宝」を具現しているように思えます。
ふと見ると、資料館の「たまくす」(タブノキ)に今年も沢山の実がなっていて、数羽のムクドリがついばんでいました。
それとは知らずに横浜のいたるところに「たまくす」の子孫が撒き散らされ、芽吹いているんでしょうね。
“ 「異国の面影」” に対して4件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。
>雛さん
コメント有難うございます。
足を運んでもらうための工夫、それぞれ頑張っているなぁと感じます。
アロマですか、良いですね。ゆったりと落ち着いた気分で鑑賞できますよね。
そう言えば以前見たルドゥーテ展、アロマがあったような、無かったような。バラの絵でそんな記憶なのかもしれませんが(笑)
テラスモールの雛です^ ^
なんともロマンチックですね~🎵最近確かに増えましたね、ひとひねりある企画展。今まで見た中で私が印象に残っているのは、アロマで全館を満たした企画展。香りと美術が相まって、とっても素敵でしたよ❗️
>ワインさん
>最近、展覧会も訪れる人の好奇心をかきたてるようなすてきな工夫がいろいろとされていて、良いなと思います。
そうですね。美術館や博物館ではグッズとかも盛んですよね。
>日本人は中には入れなかったのでしょうか。
一般の人が自由に出入りすることは出来なかったと思います。色々許可とか必要だったと思いますが、はっきり分からなくてすみません(^_^;)
>風が海から通り抜けて気持ち良かったでしょうね。
そうですね。より海を感じられたでしょうね。象の鼻パークあたりは今とあまり変わっていない感じですが。
こんな展覧会を開催しているとは知りませんでした。最近、展覧会も訪れる人の好奇心をかきたてるようなすてきな工夫がいろいろとされていて、良いなと思います。120年前の横浜外国人居留地って、どんなだったでしょう。日本人は中には入れなかったのでしょうか。いつもの風景がタイムスリップして全然違ったものに見えてきますね。もちろん当時は車も走ってはいませんでしたね。風が海から通り抜けて気持ち良かったでしょうね。