《クレマチス》

 先月からクレマチスを描いていて、やっと仕上がりました。

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クレマチス(部分)

クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属のつる植物です。和名のセンニンソウ属ではなく学名のClematis L.からクレマチス属とも言われます。

このクレマチス属に含まれるのが、日本原産のカザグルマや中国原産のテッセンなどで園芸品種は八重咲きを始め色も形も実に多彩です。

ところで、つる植物の巻き付き方は色々あって面白いですね。例えばアサガオやスイカズラなどは茎自身が巻き付き、エンドウ、キュウリ、トケイソウなど巻きひげを使います。ヘデラは付着根、ツタは吸盤でよじ登り、ノイバラ、サルトリイバラなどは刺が引っかかって絡まっていきます。それぞれ観察すると、実に上手いことやっているなぁと感心します。

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ではクレマチスはどう巻き付くかというと、葉柄(ようへい)や小葉柄で巻きつきます。自宅のものは三出複葉(葉柄から頂小葉1枚と側小葉2枚からなるもの)で小葉柄の部分が巻き付いていました。

今回の作品では、鉢から絡んだものを外して切り花にして描きました。後から葉柄が絡ん様子も描けば良かったと気付きましたが、時既に遅し。今後の課題ということで…。

作品はこちら→《クレマチス ‘ミゼットブルー’》

《クレマチス》” に対して6件のコメントがあります。

  1. kyou2 より:

    >ワインさん
    見てくださってどうも有難うございます。
    外さないと何がどうなっているのか、植物のつくりがよく分からなくて(笑)
    ワインさんのセンニンソウ覚えています。沢山葉があって大変そうだなぁと思いましたよ。

    >描くといろいろなことがわかって本当に面白いものですね。
    そうですね。それが植物画の醍醐味かもしれませんね。

  2. ワイン より:

    こんにちは。クレマチス、わざわざ絡んだものを外して描かれたんですね。外すの、大変ではなかったですか?去年センニンソウを採ってきて描いた時、kyouさんがおっしゃるとおり他の枝へ巻きつくその巻き付き方がなんとも複雑だと思ったのを思い出しました。巻き付いているというよりも、まるでその枝に溶け込んで一体化しているようにすら見えました。むむ・・センニンソウの執念か!って思いました(笑)描くといろいろなことがわかって本当に面白いものですね。

  3. kyou2 より:

    >もみじさん
    > この写真の色と原画は同じ色ににアップされていますか?
    > 綺麗な紫色のクレマチスですね。
    > 私の場合、殆どが原画の色とちょっと違います。
    概ねこんな色ですが、画面で見るのと原画を見るのではやっぱり色や質感は違いますよね。
    原画を写真に撮るときは自然光と蛍光灯で、できるだけ明るい環境で撮るようにしています。
    それと画像加工で明るさだけを調節して原画に近い色合いになるようにしています。
    でも、それぞれ見て頂いているディスプレイでも色味は違って見えるでしょうし、ある程度はしょうがないかな、
    と思います。

    > 蔓のうぶげは絵の具?鉛筆?柔らかい感じが伝わってきます。
    どうも有難うございます。細かい所まで見てくださって感激です。
    白い毛の時はいつも、絵具の白とグレー、鉛筆を描く場所に応じて使い分けています。

  4. もみじ より:

    素適~!
    この写真の色と原画は同じ色ににアップされていますか?
    綺麗な紫色のクレマチスですね。
    私の場合、殆どが原画の色とちょっと違います。

    花びらのヒダの表現や塗り残した白い部分の処理の上手さ!
    さすがにkyouさんです♪
    蔓のうぶげは絵の具?鉛筆?柔らかい感じが伝わってきます。

  5. kyou2 より:

    >きよぴーさん
    雄しべには苦労しました~。本当に自然は奥が深くて見れば見るほど複雑で…
    >つる性の植物を描く時、いつも構図が決まらず(汗)
    同感です。1本でもいいのですが、良い枝ってなかなか見つからないものですよね。
    今回は3本を組み合わせた構図ですが、どれをどう入れるか悩みました。

  6. きよぴー より:

    花芯の部分、1本1本とても丁寧に描かれていますね。
    繊細な描き方に、いつもながらため息が出ます。
    むらさき色もきれいです。

    つる性の植物を描く時、いつも構図が決まらず(汗)
    すっきりした構図で、kyouさんらしいです。

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