《ホオズキ》
先月、花屋さんで実の大きなお盆用のホオズキを買いました。
理由は、ホオズキの実で「網鬼灯」作ってみようと思ったからです。初めて見た時からその面白さと美しさに惹かれ、一度描いてみようと思っていました。
網鬼灯というのは、ホオズキの実の外側の萼の部分が溶けて(腐って)無くなったもので、脈だけ残って中の丸い実が透けて見えるものです。
網鬼灯の作り方は至って簡単です♪
バケツに水を入れ、その中にホオズキを漬け込みベランダに放置。これで出来ます。
一週間から10日くらい経つと、朱色の萼が溶けてきます。ちょっと臭ったので、一度水を取り替えて、また漬け込みました。
二週間以上経つとほとんどが溶け落ちて、脈だけになりました。後は軽く水洗いしてキッチンペーパーの上に置き、水を吸い取って、後は自然乾燥するだけです。
いくつか作ると、実がちゃんと付いたままのものもあるし、落ちてしまうもの、初めから実の付いていないものもありました。花屋さんの話によると、切り花のホオズキは萼を急に大きくするので中の実が小さかったり、無かったりすることもあるそうです。
丸い実だけがポチンと火のように赤く、本当に灯籠のように見えますね。
作品は、最初にそのままのホオズキを描いてから、後でそれを網鬼灯にしたものを加え、シンプルに並べてみました。
作品はこちら→《ホオズキ》
“ 《ホオズキ》 ” に対して10件のコメントがあります。
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>ちろりんさん
>網鬼灯の作り方にも驚きです。そして作品にしたのも・・・
>今迄に無く熱中されましたでしょう。
おっしゃるとおりで、楽しく熱中しました。まあ、本物の繊細さには及びませんが。
網鬼灯は数年前に知って、描いてみたいと作ったのは初めてでした。
上手くいくか心配でしたが、全くの手間いらずでした。それでこんなにきれいなので、
自然って美しいなぁと今更ながら感嘆しました。
ホオズキの作品綺麗に画かれていますね。
網鬼灯の作り方にも驚きです。そして作品にしたのも・・・
今迄に無く熱中されましたでしょう。
>もみじさん
>二つのホオズキを楽しみながら描かれたkyouさんなのでしょうね(^.^)
そうですね。難しいなぁと思いながらも熱中して描いてしまうのがボタニカルですよね。
今年はちょうど良い作品が無さそうなので、出品しないかもしれません。
この前も初めて出したくらいなので。コンクールとは縁遠くなってしまっています。
鮮やかなオレンジ色のホオズキと思いっきり変身した編み目模様のホオズキ!
二つのホオズキを楽しみながら描かれたkyouさんなのでしょうね(^.^)
編み目の渋い色がとても素適に表現されていますね。
kyouさんは上野の「ボタニカルアート展」に昨年と同じく展示品を提出されるのですか。
昨年のブドウの絵!目に焼き付いています(*^_^*)
>きよぴーさん
簡単きれいでホントびっくりです。来年も作ろうかなと思ってます。
>お盆にはホオズキを飾るのは、提灯の代わりなんですよね。
>網鬼灯、ほのかに灯が揺れているようです。
何か日本人の見立てというのは風情がありますよね。
網鬼灯の繊細さに比べて、濃い朱色のホオズキはしっかりとした存在感があります。その描き分けが苦労した点です。
水に漬け込むだけで、作れるんですね。
ビックリです。
お盆にはホオズキを飾るのは、提灯の代わりなんですよね。
網鬼灯、ほのかに灯が揺れているようです。
>mapleさん
>庭で実がおちたものが風雨にさらされ、自然にそうなりますよ。
そうみたいですね。写真で見たことがあります。お庭のある方が羨ましいです。
ホントきれいです。筋が白いんで植物画はバックが白だから難しかったです。日記の黒っぽいお皿の上のほうが映えますね。
>みちこさん
びっくりですよね。私も初めて見た時そうでした。ついでに作品も見てね~(笑)
作り方は知らなかったのですが、庭で実がおちたものが風雨にさらされ、自然にそうなりますよ。きれいよねぇ。
ガッテン100回押しました。古いか。。。でも、知らない人おおいですよ、きっと。びっくりしました。びっくりしたので、作品を見る前にコメントしちゃった!