『M列車(ミステリートレイン)で行こう』

M列車(ミステリー・トレイン)で行こう―最新ベスト・ミステリー旅と街をめぐる傑作編 (カッパ・ノベルス)

『M列車(ミステリートレイン)で行こう』 日本推理作家協会編 (光文社)

人気作家12人による日本各地を舞台としたミステリーで繋いだアンソロジー。

気楽に楽しく、お得感を期待しつつ読めるのがこういう本だ。

収録作品は逢坂剛「悩み多き人生」、折原一「危険な乗客」、北森鴻「セヴンス・ヘヴン」、小杉健治「三たびの女」、篠田節子「逢いびき」、篠田真由美「迷宮に死者は棲む」、高橋克彦「愛の記憶」、柄刀一「幽霊船が消えるまで」、西村京太郎「阿蘇幻死行」、森博嗣「マン島の蒸気鉄道」、森村誠一「山魔」、山口雅也「湯煙のごとき事件」。

逢坂剛「悩み多き人生」では古本街の神田神保町が舞台、北森鴻「セヴンス・ヘヴン」では博多の屋台、小杉健治「三たびの女」では山梨の石和温泉などなど。全体にあまりインパクトはなかったような。

折原一「危険な乗客」が面白かったかな。新宿から村上までの夜行列車内での殺人犯を含む駆け引きがスリリング。ラストの思いがけない展開がツボ。