フラワーセンター
火曜日に夫が休みをとったので、二人で大船のフラワーセンターへ行ってきた。
空いていると車で40分くらいだから、割と近い。
ソメイヨシノはとっくに散っていたが、他の種類のサクラは結構咲いていて、それぞれ特徴があって楽しめた。
特にクリーム色をした八重桜の「鬱金(うこん)」というのお気に入り。
「鬱金」
植物を一つずつ見ていくと、どれもこれも精巧な作りになっていて、巧いことやっているなぁ、と感心する。
新芽はどれもぎゅっと押し込まれていたものが、「これからやってやるぞ~」という感じで伸びてくるのが面白い。
新芽を守るためのコーティングだろうか、トチノキの新芽はベトベトしていた。
当たり前なのだけれど、何千、何万と「同じ形」で芽を出しているのは、何だか凄い。
フジの花がトウモロコシみたいな蕾を沢山付けていた。
「準備万端整っています!」と出番を待っている姿が律儀というか何というか。
「さくらそう展」をやっていて、それほど興味を持っていなかったのだが、流石に伝統的な園芸植物とあって想像以上の世界、面白かった。
風流な名前も楽しく、作者が丹精こめて育てているのだなぁと、ゆっくり見せてもらった。
「蝶の眠」
「瑠璃源氏」
私は「薄蛇の目」という、ごく薄い紫の花がついているものを300円で購入。来年も咲くかなぁ。
温室では、ベニゴウカンが面白かった。赤いふさふさは、丸い蕾の中にどうやって収まっているのだろう?
「ベニゴウカン(紅合歓)」
ロックガーデンでは、チューベルゲンス・ゼムというチューリップと、ノトリリオン・トムソニアヌムという舌を噛みそうなゆり科の花がきれいだった。
「チューベルゲンス・ゼム」
「ノトリリオン・トムソニアヌム」
ぼたん園のぼたんは、まだ数種類しか咲いていなかった。園一杯に咲いたらさぞ豪華絢爛なことだろう。
また近いうちに来られたらいいけど。
天気が良かったので、ソフトクリームの期間限定《さくら味》を食べてみた。
‥‥‥っと、桜餅の味だった。
「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/05/1666/index.htm
[追記]
上記の八重桜の「うこん」の漢字表記について、植物園のHPと園内の表示も「鬱黄」となっていましたが、「鬱金」が正しく表記ミスだそうです。(4/19)