似顔絵
新聞に、警視庁の事件調査で昔ながらの「似顔絵」を再評価する動きが進んでいる、とあった。
モンタージュ写真より、似顔絵の方が捜査員や市民の記憶に残りやすく犯人検挙に結びつくケースが多いとのことだ。
何を隠そう、ってこともないが、私はこの「似顔絵」がとっても怖い。
先日の新生児誘拐の時も、テレビで見たけれど、とても怖かった。ときどき駅に貼ってある指名手配の似顔絵も、やっぱり怖い。
何かで読んだが、似顔絵は上手くてはいけないそうだ。なるほど絵画として鑑賞するものじゃないし。目的が全然違う。
変な言い方だけど、とても稚拙だ。そこにあるのはむき出しの視覚だ。
こんな感じだった、あんな感じだったという曖昧なものと、逆に強烈に印象付けられた何か。
整理されていない視覚が、整理されていないままに描かれている。
一見稚拙はすごいテクニックなのだと思う。
それを見るのは子供から老人までいるのだ。よく分らないが色々な視覚段階に対応しているのだろう。
写真ではどこか冷静になってしまうのかもしれない。それじゃダメなのだ。
得体の知れないモヤモヤしたものが、ガチッと引き寄せられるような、そういう怖い絵じゃないと・・・
(新聞記事全文)
“似顔絵” に対して3件のコメントがあります。
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昔の記事に失礼します。
いい大人になった今でも半端ないくらい怖いです。
警察のサイトにもたまに掲載されてるじゃないですか。
滋賀、栃木、兵庫、山梨、山形、三重県警あたりに。
怖いもの見たさで目だけは見ないように手で隠してるんですが、
口が微妙に開いて歯がむき出しなのがリアルホラーすぎて
怖いんですよ。
被害者の方とその遺族の皆様には申し訳ないのは重々承知ですが
怖いものは怖いです。
ちなみに、あの2ちゃんねらーですら恐れおののく画像をご存知ですか?
2ちゃんねる最凶の精神的ブラウザクラッシャーの異名を持つ似顔絵があります。
ご存知かもしれませんが、
田口八重子さん 李恩恵 と画像検索かけてみると…
本年初のコメントを送らせていただきます。この話題で思い起こしたのは鉛筆のスケッチ画のことです。興にのって調子よく描いた鉛筆画は、実はホンモノに似ていません。写真を同時に撮っておくのですが雰囲気の違いが激しくて、あとであまり参考になりません。これって結局、心理絵なんですね。心理的な比重によって、強く惹かれた部分が強くなり、デフォルメされているのじゃないかと。それによって対象から受けた感動やインパクトが、紙に定着される。似顔絵も何となくにているなぁ・・・そんなことを思いました。ことしも絶好調で行きたいですね。よろしくお願いします。
私もあれ、似顔絵すごく怖いですね。
こわいものみたくない性質なんであまり考えてなかったですが、確かに、稚拙さ、むき出しの視線、そんな深みと結びついてますね。そうですね写真は,,通りすぎてしまうのかもしれません。
私は人の顔を覚えるのがとっても苦手で、きっと写真でも似顔絵でも発見できなさそうです。