徒 然 日 記

03/5/31(土)

今日は台風が接近してきた。で、ベランダの花を安全な場所に避難させないといけない。
高いところに置いてあるもの、ハンギングしてあるもの、一個一個下に下ろす。これが結構大変だ。
しかも雨風がたいしたこと無いときは、全くの徒労終わるのだ。結果、大抵大したことがない。
私が心配性なだけで、他の家はそんなことやっちゃいないように見受ける。あ〜ぁ損な性格だ。
「魔の王が見る バロック的想像力」高山宏(ありな書房)読了。博物学的想像力の面白さ。カルロ・クリヴェッリに言及していたのでまず惹かれた。またグリーナウェイ作品(執拗に17世紀に拘る)「コックと泥棒、その妻と愛人」「プロスペローの本」などを取り上げている。私も知らずにこの人の「コックと泥棒〜」「建築家の腹」をビデオで借りたことがある。両方とも濃い〜ぃ映画だった。
「プロスペローの本」は面白そうだ、ビデオあるのかな?シェイクスピアの「テンペスト」が原作とのこと、恥ずかしながらシェイクスピアはぜんぜん読んでいない。「テンペスト」と「タイタス・アンドロニカス」は興味がある、そのうち読んでみよう。



03/5/29(木)

「三度目の正直 玉子魔人」高橋克彦(中央公論社)読了。最近というか、浮世絵シリーズを読んで以来がぜん高橋克彦ファンになった。といってもまだまだ駆け出しで、嬉しいことに未読作品が目白押しだ。
この玉子魔人(氏が無類の玉子好きから自称)はエッセイ集で、本書は3冊目。内容は、“こいつがないと生きては行けない”では色々なジャンルへのそれぞれのこだわりを、“絢爛豪華な物語”では、気になる本を多数紹介している。面白そうな本がざくざくある。
とりあえず「玉子魔人」前2冊読まなくちゃナァ。



03/5/27(火)

昨日、横浜美術館「ポール・ジャクレー展」にいってきた。フランス人で生涯(1896〜1960)日本に住み、浮世絵に見せられて、多色木版画の絵師として素晴らしい作品を残している。
今回の展覧会では、水彩画も多く出品され版画と原画を同時に見ることが出来てなかなか面白かった。ミクロネシアの島々の人達を描いた作品は特にカラフルでユニーク。アラマタの”南洋楽園思想”みたいなのが浮かんでくる。
またジャクレーは彫師、摺師に伝統と敬意を表して、作品のマージンにその名を入れていた。
表現と技術がお互いを高めあっていた。



03/5/20(火)

このところ、このHPをアップさせるのに疲労困憊。何せ全くのど素人が、「初めてのホームページ作成」みたいのを見ながらタグ打ちしながらやってるんで・・。読書量が、去年に比べると激減だ!
昼、絵を描いて、夜ホムペ作り。その後読み始めるともう目がすぐ閉・じ・る。ちなみに今は「回想の人々」鶴見俊輔(潮出版社)読書中。一般的ではないが、知る人ゾ知るという人物達。みんなスゴイなぁ〜と単純に思う。



03/5/16(金)

「神州纐纈城」国枝史郎(六興出版)読了。なかなか摩訶不思議な世界。気になっていた作家だったので、興味深く読んだ。しかも未完の作とは。
人間の血で染めた紅巾、作らせているのは纐纈城主。富士のすそ野に存在するは悪の極みの纐纈城と、この世のものとは思えない極楽の富士教団、率いるは光明優婆塞。主人公土屋庄三郎との関係はいかに。脇を固める魑魅魍魎じみた面々もスゴイ。
どうして未完になったのか、いきさつは知らないけれど、残念。けれどもあそこで杳として終わるも、またよしか。



03/5/10(土)

G・Wに鎌倉散歩をした。何となくババ臭くもミーハーだが、澁澤龍彦のお墓参りに行ってしまった。以前から気になっていてなかなか行けなかったので、ほんとウレシイ。
気づかないでいたが、小町通りのすぐそばになんと、「鏑木清方記念美術館」があるではないか。清方といえば鏡花の挿し絵、その美人画は鏡花美人そのもの。入館すると、こぢんまりとしているが、なかなか綺麗。
作品は、清方が家族とくつろいだ別荘、「游心庵」にまつわるものがあった。家族をモデルにしたものが多い。よき父親という感じがする。そこは鏡花と違うところだ。「朝涼」も娘さんがモデルだが、凛として美しい。
絵葉書が、12枚で600円−安い、しかも「深沙大王」が入っている、これは「草迷宮」の世界だ。買うしかないでしょう。う〜ん、実りの多い一日だった。



03/5/1(金)

「花名散策」塚本邦雄(花曜社)読書中。動植物名の「カタカナ書き」をよしとしない。薔薇はバラと違うのだそうだ。「薔薇」は準・象形文字であり、イメージを喚起させる。本の中に沢山和名植物が咲き乱れている。これぞ塚本ワールド。でもこの本高いなぁ。1pにも満たない、ほぼ新書サイズで3000円也はツライ。



6月